借入が、利益と減価償却で生み出す現金の何年分か。金融機関が返済能力を見るときの代表的な指標を、自社の数字で計算できます。自己資本比率や、年間返済額に対する余力も同時に確認できます。入力した数値はブラウザ内で計算され、送信・保存されません。
貸借対照表と損益計算書から転記してください。すべて同じ単位でそろえれば、結果も同じ単位で出ます。
入力内容から自動で算出します。
融資を受けるとは、金融機関に「この会社は返せる」と判断してもらうことです。その判断で使われる代表的な指標が債務償還年数——借入が、会社の生み出す現金の何年分にあたるかを示す数字です。
分母の「税引後利益 + 減価償却費」は簡易キャッシュフローと呼ばれます。減価償却費は費用として計上されますが現金は出ていかないため、利益に足し戻すと、返済に回せる現金の規模に近づきます。
この年数は短いほど返済余力があることを意味します。現預金を差し引いたネット有利子負債で見る場合もあり、手元資金が厚い会社は実質的な負担がより小さく評価されます。
もう一つの柱が財務の安定性です。総資産に占める自己資本の割合が高いほど、借入への依存が小さく、環境変化に耐えやすい構造と評価されます。
なお金融機関は、帳簿の数字をそのまま見るとは限りません。回収が難しい売掛金や価値の落ちた在庫、含み損のある資産を引き直した実態の純資産で会社を評価します。表面の数字より、実態が問われます。
年間の返済額(元本)と、簡易キャッシュフローを比べると、返済の重さが見えます。簡易キャッシュフローが年間返済額を下回っていれば、返済のために借入を重ねるか、手元資金を取り崩している状態です。この場合は、返済条件の見直しや、収益構造そのものの改善を検討する局面といえます。
指標が悪いこと自体より、それを把握し、改善の道筋を説明できるかが金融機関の評価を左右します。良い情報も課題も自ら開示し、改善計画を示す姿勢が、信頼と支援につながります。
このテーマの全体像 中小企業の資金調達ガイド:融資の種類・銀行の見方を体系的にまとめた総合ガイド返済能力の見え方は、決算の内容と説明の仕方で変わります。
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