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資金繰り / 実務

資金繰り表の作り方:
資金ショートを先読みする基本

2026.07.04

「黒字なのに、なぜか資金が足りない」——この不安を解消するのが、資金繰り表です。資金繰り表は、いつ、いくらお金が不足しそうかを先読みするための、経営に欠かせないツールです。難しく考える必要はありません。基本を押さえれば、自社で回せます。

資金繰り表は「もうけ」ではなく「お金の出入り」を見る

損益計算書は会社の「もうけ」を表しますが、もうけとお金の動きは一致しません。売上が立っても入金は翌月以降、仕入れの支払いは先、ということが普通に起きます。だから、黒字でも資金は不足しうるのです。資金繰り表は、この「お金の実際の出入り」だけに注目して、手元資金の推移を追いかけます。

作り方の基本ステップ

資金繰り表は、次の順序で作ります。

この月末残高の推移こそが、資金繰り表の心臓部です。

月末残高で「資金ショート」を先読みする

月末残高を先の月まで計算していくと、どこかでマイナスになる(=資金ショートする)月が見えることがあります。これが見えれば、その前に手を打てます。借入を準備する、支払いを調整する、入金を早める——。資金繰り表の価値は、問題が起きる前に気づけることにあります。気づくのが遅れるほど、打てる手は少なくなります。

資金繰り表は、当てるための表ではなく、危ない月に「早く気づく」ための表だ。

まずは主要な入出金から、ざっくり始める

最初から完璧を目指す必要はありません。売上入金、人件費、仕入れ、家賃、返済といった金額の大きい主要な項目から並べれば、資金繰りの大きな流れはつかめます。精度は、続けながら上げていけば十分です。大切なのは、まず作り始め、毎月更新する習慣をつくることです。

まとめ

資金繰り表は、損益とは違う「お金の出入り」を月ごとに並べ、月末残高で資金不足を先読みするツールです。月初残高・入金・出金・月末残高、という基本さえ押さえれば、自社で回せます。先が見えれば、資金の不安は具体的な対策に変わります。まずはざっくりと、作り始めてみましょう。

よくある質問

資金繰り表と損益計算書は何が違いますか?
損益計算書は「もうけ」を表し、資金繰り表は「お金の出入り」を表します。黒字でも入金が後、支払いが先ならお金は不足します。この差を見るのが資金繰り表です。
資金繰り表は何ヶ月先まで作ればいいですか?
最低でも数ヶ月先、できれば半年から1年先まで見通すのが理想です。先を見るほど、資金不足に早く気づいて手を打てます。
難しい会計知識がなくても作れますか?
作れます。基本は、入ってくるお金と出ていくお金を月ごとに並べ、月末残高を計算するだけです。まずは主要な入出金から始めれば十分です。

自社の資金繰り表づくりを、一緒に始めませんか。

作り方が分からない段階でも大丈夫です。
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